• TOP
  • COLUMN
  • 金のネックレスの資産価値は?特徴と魅力を詳しく解説

2025/02/20

金のネックレスの資産価値は?特徴と魅力を詳しく解説

金のネックレスの資産価値は?特徴と魅力を詳しく解説

金の資産を保有する方法として金のネックレスはどうかと思っている人もいるでしょう。金の現物を資産にするときには金地金と金貨が主流ですが、金を使用しているものなら資産にすることが可能です。

金のネックレスは資産として魅力があるのは確かです。ただ、金のネックレスはどのような資産価値を持つのかを詳しく知りたい人も多いでしょう。

この記事では金のネックレスと金地金を比較して資産価値についてわかりやすく解説します。

金のネックレスの資産価値の特徴

金は資産運用のときによく用いられていますが、金地金や金貨を持つ人が多い傾向があります。金のネックレスは資産として持つ上で金地金などの他の金の現物資産と比べてどのような特徴があるのでしょうか。

ブランド価値を持っている

金のネックレスは金という意味では他の金資産と同じです。しかし、金のネックレスの場合にはブランド価値があります。

金のネックレスのメーカーではブランド価値を重視していて、金そのものの価値よりも売買価格が高くなる場合があります。

以下のような有名なハイブランドならブランド価値が上乗せされるでしょう。

  • GUCCI
  • Dior
  • Tiffany & Co
  • Louis Vuitton
  • HERMES

金のネックレスでは金の純度にこだわるブランドもあります。

高純度の金のネックレスを取り扱っているブランドとしては、以下のようなブランドが有名です。

  • 田中貴金属ジュエリー
  • FAIRY CULLET
  • APRE
  • VARIOUS LUXURY

純金ネックレスを手がけるブランドはあまり多くありません。ジュエリーや貴金属のアクセサリーブランドとしては知られていなくても、業界では有名なブランドがあります。

ブランド価値が高いと金よりも高い価格で売買されます。

金の純度で価値が変わる

金のネックレスは金の純度によって価値が変わります。金の純度は含有率によって以下のような表記をします。

表記 含有率
K24

100%

K22

91.7%

K21.6

90%

K18

75%

K14

58.5%

K10

41.6%

K9

37.5%

純金と言われるのはK24(24金)です。金のネックレスでもK24の純粋な金によって製造されている製品があります。

ただ、金の価格が高いことに加え、加工性にも難点があるのでK18(18金)がゴールドネックレスとしてよく販売されているのが現状です。

カラーバリエーションがある

カラーバリエーションがあるのは金のネックレスの特徴です。

K24の純金なら金そのものの色ですが、合金にするとさまざまな色合いのゴールドにできます。カラーゴールドと呼ばれていて、代表的なものだけでも以下のようにさまざまな種類があります。

カラーゴールドの種類 合金の成分
ホワイトゴールド

銀、パラジウム

イエローゴールド

銀、銅

ピンクゴールド

銀、銅、パラジウム

ローズゴールド

銅、銀

グリーンゴールド

銀、亜鉛

カラーゴールドはK18で製造されているのが一般的です。75%は金を使用し、25%を銀などの他の金属にすることで独特の色合いを生み出しています。

金のネックレスに色の違う製品があるのは、合金によって色を変えているからです。アクセサリーやインテリアとして使用するときには色合いの違いも魅力の一つになるでしょう。

金のネックレスに色の違う製品があるのは、合金によって色を変えているからです。アクセサリーやインテリアとして使用するときには色合いの違いも魅力の一つになるでしょう。

金のネックレスと金地金を6つの観点で比較

金のネックレスは資産という観点では魅力があるのかが気になっている人もいるでしょう。金による資産運用で最も単純な方法は金地金を持つことです。

金のネックレスと金地金ではどのような違いがあるのでしょうか。

実用性

金のネックレスと金地金では実用性が大きく違います。

金のネックレスはファッションとしての実用性があります。ネックレスとして首にかけるときには重いという問題もありますが、喜平ネックレスならチェーンの代わりにして財布の盗難防止を兼ねて身に付けることも可能です。

鑑賞するという目的なら金地金も使えますが、飾って鑑賞するならネックレスの方が見栄えが良いでしょう。

価格

金のネックレスと金地金には価格に大きな差があります。

金のネックレスも金地金も金相場によって相場が変動することは同じです。金のネックレスは純度が低いものなら1万円前後から購入可能です。K24の金のネックレスも数十万円で購入できます。

しかし、金地金の場合には製品単位ではなく、重量単位で購入する仕組みになっています。小さい金地金は購入手数料がかかるため、500gか1kg単位で購入するのが一般的です。1kgの金地金は1gあたり1万円なら1,000万円で買うことになります。

金地金は金のネックレスに比べて高額取引が必要です。

流動性

流動性の高さでは金のネックレスと金地金にあまり大きな違いはありません。

どちらも現金にするときには買取業者に買い取ってもらったり、フリーマーケットなどで販売して買い手を探したりする必要があります。

金のネックレスはブランドとしての価値があるので、お気に入りのブランド製品だから買いたいという人が出てくる可能性があるでしょう。

ただ、逆に金のネックレスに興味はあっても嫌いなブランドだから買わないという人もいるので一長一短です。

価値安定性

資産としての価値安定性を比較すると金のネックレスよりも金地金の方が優れています。

金のネックレスはブランド価値による影響を受けるため、製造したブランドが不祥事を起こして人気を失うと価値が下がるリスクがあります。部品にステンレスなどを使用していると、腐食して品質が低下する場合もあるので価値の低下リスクは高い資産です。

金地金の場合には金そのもので不変性が高く、ブランドによる影響も受けないので価値が安定しています。

希少性

金のネックレスと金地金では希少性に違いがあります。

どちらも金としての希少性を持っていることは同じです。生産量が限られているので高い価値が認められます。しかし、採掘された金を精錬しただけの金地金に対して、金のネックレスは職人の業によって仕上げられたアクセサリーとしての価値があります。

金地金に比べて金のネックレスは量産が難しいので、希少性がより高いのが特徴です。

ただ、金のネックレスは付加価値の上乗せがあるのは魅力的ですが、量産性が低いという点ではデメリットになります。

3,000万円の資産を金にしたいときに30万円の金のネックレスを100個まとめて購入したいと思っても、製造が間に合わなくて対応できない場合が多いでしょう。しかし、3,000万円相当の金地金は1gあたり1万円なら3kgなので、いつでも流通している数量です。金地金なら金のネックレスよりも高額の調達を簡単にできます。

大きな資産運用をするなら金地金が適しています。

運用性

資産運用のしやすさでは金のネックレスも金地金もあまり優れていません。

流動性が高いわけではなく、買いたいと思ったときに大量に購入できるとは限らないだけでなく、売りたいと思ったときにも買い手が見つからないと売れない性質があるからです。

金のネックレスも金地金も買取業者にすぐに売ることはできます。ただ、業者が営業時間で売れないという場合もあります。

金地金では1kgで保有しているときに100gだけ売ろうとすると、分割精錬をしてから売らなければなりません。余計な費用がかかってしまうだけでなく、現金にして他の資産にするまでに期間がかかります。

運用のしやすさではどちらもあまり優れているとは言えません。

プール共有型金資産は運用性が優れている金資産です。金地金の指定数量あるいは購入時点の指定金額単位で金地金を購入できます。発行された金証書ごとに業者にいつでも売れるので運用しやすい資産です。

運用性の高さが悩みになったときにはプール共有型金資産を検討してみましょう。

まとめ

金のネックレスは金としての価値だけでなく、ブランドとしての資産価値もあります。普段から身に着けて使用する実用性もあるので、ファッションなどの目的で使いたい人には魅力的な資産です。

ただ、金のネックレスは大きな資産として持つことは難しいため、資産運用の目的では金地金が適しています。運用したい資産額に応じて購入できる金地金は資産運用の目的に合っている商品です。

流動性の高さや運用のしやすさも考慮すると、金地金を保有するよりもプール共有型金資産をおすすめします。保管の負担も小さくなるので安心して運用できる金資産です。欲しい金のネックレスは手に入れて、残りの資産をプール共有型金資産で運用しましょう。

\おすすめ金取引業者/